前回に引き続き、昨年ご評価いただいた物件の紹介です。
・ホテルサニーイン
(四国化成空間デザインコンテスト2019 内装デザイン部門/ブロンズ)
ホテルレストランの大きな空間を2分し、お客様に『見え隠れする安心感』と『自由な居場所』を提供できるよう配慮しました。
そして観音寺に来ていただいたお客様に立体オブジェで観音寺を視覚に訴える印象付けを大事にしました。
大海原を泳ぐ貫禄あるイリコの大群。
理路整然と並んだ寛永通宝の存在感。
これらをシオジ材と背景の土壁がさりげなく和の融合を生み出してくれるよう素材感を大いに活用しました。
・K HOUSE
(四国化成空間デザインコンテスト2019 外装材・舗装材部門/エリア入選)
(平成30年照明学会 照明普及賞 四国照明賞)
存在感のある塗り壁と木のぬくもりの融合が建物に立体感と上品さを生み出しました。
また、前面にそびえ立つ大屋根によって、内外より見え隠れする安心感を意識しました。
・野田医院
(平成30年照明学会 照明普及賞 四国照明賞)
上品に流れるRを用いた他にはないインパクトのある建築物で医院の今後も続く歴史ある風格を表現しました。
また、医院内の様子が少なからずともうかがえる透視度のあるフロントとすることで地域に根付く安心感と先生と患者さんの動線をコンパクトかつシンプルに導く計画になってます。
内装は、「白+木目+タイル+緑」と素材を生かした上品かつ上質な空間になっています。患者さんのいかなる状況にもストレスの感じないデザインを目指しました。